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トップリーグ戦 VS NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス

トップリーグ 第4節

2018.09.22

16:00 K.O.

ユアテックスタジアム仙台

日野レッドドルフィンズ
28
8 - 23
20 - 22
45
NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス
TGPGDGTGPGDG
1010前半4010
3110後半3210

『最後に意地のトライも防御破綻で3連敗』

 杜の都、仙台の夜空に満月が浮かぶ。ロスタイム。「ゴーゴー! ドルフィンズ!」。スタンドの声援を受け、日野レッドドルフィンズは最後の反撃を試みた。意地だ、結束だ、執念だ。
 宮城・ユアテックスタジアム仙台。自陣ゴール前のマイボールのスクラムだった。左に出して、スタンドオフの位置に入ったSHオーガスティン・プルが前に出る。バックス、FW一体となって、数的優位を生かしながら、つなぎにつなぐ。ミスはしない。最後はルーキーのCTB竹澤正祥が左中間に飛び込んだ。電光掲示版のタイムは「43:18」だった。28-45でノーサイド。
 前節と同じく、前半、後半の立ち上がりでやられた。とくに前半の20分間だ。相手のラインアウトからつながれて先制トライを許せば、マイボールのラインアウトのミスボール、さらにはノックオンのボールを大外に回されて立て続けにトライを奪われた。
 ラインディフェンスが混沌とした。前に出るのか、マークを引き付けるのか。ギャップをつかれ、とくに両ウイングが受けてしまって、相手ウイングに走られてしまった。前半18分には、攻め込んでいながら、相手にターンオーバーを許し、一気にインゴールに走り込まれた。この一連の流れの中で、ハンドオフを食らったWTB鄭演植はその相手を追いもせず、ぼう然と立ち尽くした。それはなかろう。0-20。トップリーグ初昇格の挑戦者がここから逆転するのは至難の業である。
 それでも日野の選手に闘争心は残っていた。接点では当たり負けしてはいない。PKをタッチに蹴り出して、前半25分、右ラインアウトからのドライビングモールを結束して押し込んで1トライを返した。
 8-23で折り返した。まだスコア的にはイケる。だが後半の開始直後、またもドライビングモールでトライを奪われた。後半10分にもモール攻撃の後、ラックを連取されて相手FWにインゴールに持ち込まれた。
 この後の13分、日野は相手のラフプレーによるレッドカード(一発退場)で数的優位に立つ。さらに後半19分には相手のシンビン(10分間の一時的退場)で「15人対13人」となった。猛攻撃を仕掛け、後半22分、途中出場のFW千布亮輔が右中間にトライ、さらには5分後、キックのカウンター攻撃からつないで途中出場のSH橋本法史がトライを加え、23-35と12点差に詰め寄った。橋本のタックルはともかく、攻撃のスピードには惚れ惚れする。
 ここからが勝負所だった。だが不用意なキックとハンドリングミスでチャンスを逃し、逆にPGとトライ(ゴール)を許して、一気に22点差に広げられた。
 勝負所での集中力の薄さ、冷静さの欠如、単純なタックルミスはトップリーグでの経験不足ゆえか。ただラインが勢いづいた時の攻撃力には一筋の光明が見えた。
 次節の10月7日(日)の相手は、ニュージーランドの英雄、ダン・カーター擁する神戸製鋼である。準備を整え、考え、信じ、結束して挑みかかるしかあるまい。

Text by 松瀬学

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