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トップリーグ戦 VS NECグリーンロケッツ

トップリーグ 第6節

2018.10.13

13:00 K.O.

柏の葉公園総合競技場

日野レッドドルフィンズ
12
7 - 21
5 - 17
38
NECグリーンロケッツ
TGPGDGTGPGDG
1100前半3300
1000後半3100

『規律、我慢、ディフェンス…。あぁ5連敗』

 照準を絞っていたNEC戦である。相手が上位トーナメント進出をかけて気力充実なら、日野レッドドルフィンズも連敗脱出に必死だった。特にかつてNECに在籍していた“リアル・リーダー”、日野のナンバー8、ニリ・ラトゥの背からは闘気が漂っていた。
 不運だった。前半4分。相手がラインアウトから右ラインに回したところ、ラトゥが猛然と頭から相手にタックルにいった。クラッシュ。当たりどころが悪かったのだろう、ラトゥはグラウンドに倒れ、そのまま担架で運ばれた。無念の負傷退場となった。
 もちろん、日野フィフティーンは「ニリのために」と思ったことだろう。相手のポイント近場のフィジカル勝負に対しても、低く突きさすようなタックルで何度も押しとどめた。が、気負いからか、ゴール前のピンチでオフサイドの反則を繰り返した。
 前半8分。とうとう右プロップの村上玲央が反則の繰り返しでイエローカード(10分間の一時退場)をもらった。反省すべきは、何よりレフリーの笛に対応できなかったことである。2回、ペナルティーをとられたところで、この日の麻生彰久レフリーのオフサイドラインの厳しさがわかるはずだ。
 日野は一人少なくなった。ここぞとばかり、NECがスクラムを押してきた。耐える。でも、コラプシング(故意に崩す行為)の反則をとられた。13分、ラックサイドを攻められ、突破力のある相手CTBのマリティノ・ネマニに右中間に先制トライを奪われた。
 日野がすかさず反撃に転じた。今度はNECのナンバー8が危険なタックルでシンビンとなった。チャンスだ。PKをタッチに蹴り出し、ラインアウトから攻めに攻めた。前半17分、ラックを連取し、SH橋本法史がいいタイミングで右ラインに回し、最後はオーガスティン・プルが右隅に飛び込んだ。SOヘイデン・クリップスが難しい位置からのゴールキックを成功させ、7-7の同点とした。
 これで勢いづき、さらに速いテンポでつなぎ、相手ゴール前まで攻め込んだ。が、ブレイクダウンでボールを奪取された。一瞬のスキか。攻守の切り替えが遅い。戻りが遅い。うまくつながれ、相手SH中嶋大希に一気にインゴールまでボールを運ばれてしまった。
 NECと比べると、ディシプリン(規律)が足りなかった。攻守に我慢が不足していた。前半、相手の2本に対し、NECは6本もペナルティーキックを与えてしまった。これではリズムに乗れない。前半終了間際にもトライを追加され、7-21で折り返した。
 後半、セットプレーが不安定となった。スクラムで反則を相次いでとられ、交代で入ったフッカー郷雄貴のラインアウトのスローイングも乱れた。タックルも時折、高くなる。ネマニら相手外国人に大幅ゲインを許す。ディフェンス網が崩れ、2トライを加えられた。7-33とされた。
 後半26分、日野らしいスピード豊かなつなぎでトライを返した。ワイドに速く振って、FBギリース・カカからもらったWTB鄭演植が右中間に飛び込んだ。
 だが、大勢は変わらない。その後、スクラムから一発でディフェンスを破られ、この日、6本目のトライを許した。12-38で試合終了。5連敗となった。
 リーグ戦の最後は王者サントリー戦(20日・秩父宮)。こういう時は原点に戻ろう。まずは、相手がどうのこうのじゃなく、自分たちは何ができるかである。下位トーナメントへ向け、セットプレーとディフェンスからの立て直しを期待するしかあるまい。
  
Text By 松瀬学

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