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CUP戦 VS キヤノンイーグルス

CUP戦 第1節

2018.11.10

14:00 K.O.

町田市立陸上競技場

日野レッドドルフィンズ
7
7 - 5
0 - 15
20
キヤノン イーグルス
TGPGDGTGPGDG
1100前半1000
0000後半2110

『負けて学ぶ、課題露呈~カップ戦に完敗』

 人生の奥深さはラグビーに学ぶ。トップリーグ(TL)初の試みの「カップ戦」の開幕である。場所が、日野レッドドルフィンズがTL初陣を飾った町田の陸上競技場。これまで出場機会の少なかった選手で固めた日野はキヤノンに負けた。レギュラーシーズン同様、挑戦者たちは負けて学ぶのだ。
 黒のジャージをまとった日野の戦士たちが、主力らの花道を通ってロッカー室を出る。感極まって雄たけびを上げる選手もいた。気持ちは入っていた。試合に出る喜び、選手たちの武者震いが伝わってきた。
 立ち上がり、日野は早い出足のディフェンスからリズムをつかんだ。前に前に出る。サンウルブズで活躍していたナンバー8エドワード・カークら外国勢を鋭いタックルでつぶした。特にフランカー西村雄大の地を這うごとき低いタックルにこちらの胸も熱くなった。
 日野は前半5分、猛タックルで、トンガ出身、WTBアマナキ・サウマキが負傷退場した。スタンドのファンの声援が勢いを増す。
 「イケ、イケ、ヒ~ノ!」
 「ゴー、ゴー・ドルフィンズ!」
 前半20分過ぎ、敵陣深めのキックをチェースし、ブレイクダウンでボールを奪回した。ターンオーバーだ。チャンスだ。ラックからナンバー8のニリ・ラトウが右に回し、SO山道翔がオープンサイドに絶妙の“キック・パス”。WTB小沢翔平がナイスキャッチし、内側のCTB園木邦弥にポンとクイック・パスし、そのままステップを切って右中間に飛び込んだ。SO山道のゴールキックも決まって、7点を先行した。
 黒の束は小躍りした。ただ、勝負はここからだった。好タックルを連発していたプロップ中村和史が「脳震とうの疑い」で一時、グラウンドを出る。キヤノンの猛反撃に押され、自陣のゴール前にくぎ付けにされた。
 前半残り4分。スクラムでコラプシング(故意に崩す行為)の反則をとられる。タッチキックで左ラインアウト。これを、オブストラクション(相手を妨害する行為)気味のドライビングモールを押し込まれ、左隅にトライを許した。5―7とされた。
 後半21分、またもラインアウトからのモールを押し込まれて、トライを与えた。
 勝負を決めたのが、後半ラスト5分のキヤノンのトライだった。ゴール前で相手の空クロスに対応できず、相手FBにインゴールに飛び込まれた。7-17となった。さらに1PGを加えられ、7-20でノーサイドとなった。接点で互角に戦いながらも、よく見れば、小さなミス、ペナルティーが多すぎた。PKは相手3本に対し、日野は8本献上した。
 課題は明らかで、モールディフェンスである。ピンチでのエリアマネジメントである。加えて、規律(ディシプリン)とレフリーへの対応である。

Text by  松瀬学

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