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CUP戦 VS NECグリーンロケッツ

CUP戦 第3節

2018.11.24

11:30 K.O.

熊谷スポーツ文化公園(県営熊谷ラグビー場)

日野レッドドルフィンズ
0
0 - 26
0 - 47
73
NECグリーンロケッツ
TGPGDGTGPGDG
0000前半4300
0000後半7600

『日野、つらい大敗』

 悔しくて、悔しくて。「ミスマッチ」という言葉は使いたくない。でも、彼我の戦力差は歴然としていた。加えて、試合中、けが人が続出したこともあって、日野レッドドルフィンズにはチームとしての一体感、挑みかかる気概も稀薄に映った。
 会場は、来年のラグビーワールドカップに向けて大幅改修工事が成された熊谷ラグビー場である。日野は、これまで出場機会の少なかった選手や若手の育成の場としてメンバーを編成し、対するNECは順位決定トーナメントに向けた準備の場としてベストメンバーを組んできた。
 結果、NECの強力な外国人選手、ロックのジェフリーズ(200センチ/115キロ)、ナンバー8のヒギンボッサム(195センチ/108キロ)、スタンドオフのドナルド(190センチ/100キロ)、センターのネマニ(180センチ/105キロ)を突破役として防御網を粉砕された。
 NECが看板のスクラムで圧力をかけてくることはわかっていた。立ち上がりの最初のNECボールのスクラム。これを押し込まれ、日野はコラプシング(故意に崩す行為)の反則をとられた。挑戦者の日野が受けに回った。直後、甘いタックルを突かれ、ヒギンボッサムにトライを奪われた。
 不運も重なる。その際、右プロップの廣瀬賢一が負傷退場。
 日野はその後、前に出るタックルで懸命に粘る。再三のピンチもフランカー藤田哲啓、ウイング中園真司、フルバック小川優輔らの好タックルでしのぐ。が、前半21分、スクラムをぐいと押し込んで右に回され、相手センターにインゴールに飛び込まれた。4分後にもトライを追加され、0-21とされた。
 ここから反撃すれば、まだ何とかなる。前半30分過ぎ、日野のウイング篠田正悟が左ライン際を快走して敵陣のゴール前に迫る。相手ロックがみえみえのオフサイドでシンビン(10分間の一時的退場)となった。数的優位に立った日野、反撃のチャンスだ。ここが勝負どころだった。ここで1トライ返せば…。
 だが、ラインアウトからモールを押せない。交代で入っていたプロップ金光植も負傷退場となった。敵陣ゴール前でPKをもらい、相手より一人おおいFWがスクラムで押しに出た。でも、これも押せない。SH田川明洋が内に返したボールを、NECのヒギンボッサムが意図的にはたき落とした。ペナルティー。
 結局、日野はゴールラインを割れず、密集で反則を犯した。前半終了間際、一人少ないNECに逆にトライを許し、26-0となった。勝機が薄れた。
 後半19分、日野の左プロップ中村和史も負傷退場。フロントロー陣が相次いでピッチを出る「非常事態」である。スクラムが危険で組めないため、レフリーが、互いに押し合わない「ノーコンテストスクラム」を宣言した。この措置で日野は14人となった。
 加えて後半28分、ロックのジョエル・エバーソンが危険なプレーでレッドカード(一発退場)をもらった。日野は13人で戦う羽目に。後半、大量7トライを献上した。
 日野はカップ戦のプール戦は3戦3敗のB組4位となった。あくまで位順位決定トーナメントの初戦の東芝戦(12月2日・熊谷ラグビー場)をターゲットに置く。
日野の選手もコーチ陣もスタッフも、さらには最後まで大声で声援を送ってくれたファンにとっても、つらい試合だった。

TEXT BY 松瀬学

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