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リーグ総合順位決定トーナメント3回戦

トップリーグ 順位決定3回戦

2018.12.15

14:00 K.O.

キンチョウスタジアム

日野レッドドルフィンズ
34
19 - 13
15 - 24
37
宗像サニックスブルース
TGPGDGTGPGDG
3200前半1120
2110後半4200

『悪夢の逆転負け。最後、我慢しきれず・・・』

 悪夢である。最後の最後。終了ホーンとほぼ同時、4点リードの日野レッドドルフィンズは相手ウイングにインゴールに飛び込まれた。ぼう然自失。つかみかけていた勝利がするりと手の中からこぼれ落ちた。
 両チームの本拠の中間地点とも言える大阪はキンチョウスタジアム、トップリーグ総合順位決定トーナメント最終戦(13・14位決定戦)だった。終始リードを奪っていた日野だが、宗像サニックスのワイドな攻めには手を焼いていた。残り10分を切り、ピンチが続く。残り7分。ペナルティーキックから速攻を許し、左のライン攻撃から南アフリカ代表の21歳、フルバックのカーウィン・ボッシュに左隅に飛び込まれた。34―30とされた。
 我慢だ。ラスト4分半。途中から交代出場していたヘイデン・クリップスが不用意なパントキックを蹴って、ボールを相手に渡してしまった。ここはボール継続では。
 防戦一方となる。タックル、タックル、またタックル。だが残り2分、ゴール前のピンチでクリップスが相手ボールを意図的にたたき落とす反則をとられ、シンビン(10分間の一時退場)となった。厳しい笛だった。数的不利に陥った日野にはもう、耐える力は残ってなかったのだろうか。
流れは宗像。ペナルティーキックからスクラムを選択され、連続攻撃を許し、最後は右のワイドに回され、余った相手ウイングに右ライン際を走られてしまった。ゴールも蹴り込まれ、34―37で敗れた。日野選手たちはインゴールに立ち尽くし、バックスタンドの日野応援団は静まり返った。
日野は初昇格のリーグを14位で終えた。入れ替え戦を考えると、13位を逃した代償はとてつもなく大きい。3カ月半前、宗像は開幕戦で初陣(33-3)を飾った相手だったが、外国人を補強し、チーム力は上り調子にあった。別チームとなっていた。
 むろん、日野は宗像の変貌ぶりは承知していた。しっかり準備した。フォワードがスクラム、ラインアウトで優位に立ち、みんなが接点でもよくファイトした。ペナルティーゴールを先行されながらも、前半21分、ラインアウトから回し、ラックからスクラムハーフ橋本法史―フルバックのギリース・カカにつなぎ、ハンドオフを決めて左中間トライ。
 前半25分には、この日が30歳の誕生日のロック村田毅主将がラインアウトでキャッチし、そのあとの展開から40㍍を爆走して“バースデー・トライ”を挙げた。前半32分は、ナンバー8のアッシュ・パーカーがタックルを振り切ってトライを加えた。後半4分にも、センター松井佑太が鋭くタテに切れ込んでトライ。この時点で26-13と大量リードした。
 でも、勝負事は最後までわからない。とくに日野は強さと脆さが同居する。宗像の看板のボッシュのキック、ラン、あるいは192㌢、107㌔のセンター、アンドレ・エスターハイゼンにゲインを許した。自らの甘いプレーから相手の強みを引き出してしまった。
 これで入れ替え戦(23日・熊谷)の相手は古豪・近鉄となった。フォワードが看板だが、トップリーグでもまれた日野が地力を出し切れば、恐れる相手ではない。
 日野はこの敗戦できっと、より強くなる。この悔しさを近鉄にぶつけるしかあるまい。こういう時は原点回帰だ。トップリーグ残留を目指し、何より団結挑戦、挑み掛かる気概、ファイトあるのみである。

Text By 松瀬学

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